インディ500は2018年で102回目の開催を迎える(写真は今年の第101回大会)。《写真提供 Honda》

12日、北米最高峰レースカテゴリー「インディカー・シリーズ」の来季2018年スケジュールが発表された。今季からの変動はあまり大きくなく、来季も第102回インディ500を含む全17レースが3〜9月に開催される予定となっている。

ハード面ではユニバーサルエアロキット導入という話題がある来季だが、日程面での変動はポートランド戦がカレンダー入りして、ワトキンスグレン戦が外れた程度にとどまった。全17レースの並びも概ね今季に近いものに落ち着いている。3月開幕、9月閉幕という日程のタイトさも変わらず、という状況だ。

<2018年インディカー・シリーズ日程>
Rd. 1 3月11日 ストリートofセント・ピーターズバーグ
Rd. 2 4月7日 フェニックス・レースウェイ*
Rd. 3 4月15日 ストリートofロングビーチ
Rd. 4 4月22日 バーバー・モータースポーツパーク
Rd. 5 5月12日 インディアナポリス・モータースピードウェイ
Rd. 6 5月27日 インディアナポリス500マイルレース*
Rd. 7 6月2日 ザ・レースウェイatベルアイル・パーク Race1
Rd. 8 6月3日 ザ・レースウェイatベルアイル・パーク Race2
Rd. 9 6月9日 テキサス・モータースピードウェイ*
Rd. 10 6月24日 ロードアメリカ
Rd. 11 7月8日 アイオワ・スピードウェイ*
Rd. 12 7月15日 ストリートofトロント
Rd. 13 7月29日 ミッドオハイオ・スポーツカーコース
Rd. 14 8月19日 ポコノ・レースウェイ*
Rd. 15 8月25日 ゲートウェイ・モータースポーツパーク*
Rd. 16 9月2日 ポートランド・インターナショナルレースウェイ
Rd. 17 9月16日 ソノマ・レースウェイ
※日程は現地の決勝日ベース(日曜とは限らない)。第5戦はインディアナポリスのロードコースで実施。第7〜8戦はダブルヘッダー開催。*印はオーバルコース。

オーバルが6戦、ロード/ストリートが11戦という内訳も今季と同様。

世界3大レースのひとつで、来年で第102回大会を迎える北米最大のモータースポーツイベント、「インディアナポリス500マイルレース」(インディ500)は例年通り5月に開催される。インディ500はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日=5月の最終月曜日)の前日の日曜に決勝を開催するのが原則で、来年は5月27日が決勝日となる。

今年、日本人選手として初めてインディ500を制した佐藤琢磨は、来季もインディカー・シリーズに参戦することが決定済み。今季所属したアンドレッティ・オートスポーツからは離れ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに6シーズンぶりに復帰し、自身通算9年目のインディカーを戦う。第102回インディ500では、琢磨は同レースの栄えあるディフェンディングチャンピオンとして連覇の偉業を目指す。

なお、2月9〜10日にはフェニックスでシリーズのオープンテストが実際される予定となっている。

佐藤琢磨は今年、第101回インディ500を制した。《写真提供 INDYCAR》 2017年最終戦ソノマのレースシーン。《写真提供 INDYCAR》 2017年のシリーズチャンピオン、J.ニューガーデン。《写真提供 INDYCAR》 10月10日にロードアメリカで実施された、来季用ユニバーサルエアロキットマシンのテスト(ドライバーはS.ピゴット)。《写真提供 INDYCAR》 10月10日にロードアメリカで実施された、来季用ユニバーサルエアロキットマシンのテスト(ドライバーはS.ピゴット)。《写真提供 INDYCAR》 10月10日にロードアメリカで実施された、来季用ユニバーサルエアロキットマシンのテスト(ドライバーはS.バジェノー)。《写真提供 INDYCAR》 10月10日にロードアメリカで実施された、来季用ユニバーサルエアロキットマシンのテスト(ドライバーはS.バジェノー)。《写真提供 INDYCAR》