トヨタモーターノースアメリカは10月12日、米国カリフォルニア州において10月23日から、燃料電池システムを搭載した大型トラックの実証実験を開始すると発表した。
この実証実験は「プロジェクト・ポータル」と呼ばれるもの。燃料電池パワートレインを搭載した大型トラックコンセプトを使用する。同車には、市販燃料電池車、『ミライ』のFCスタック2基と12kWhの駆動用バッテリーを採用。最大出力は670hp以上、最大トルクは183.2kgmを発生する。
大型トラックコンセプトは実証実験において、1日あたり約320kmを走行する予定。積荷を含めて、総重量はおよそ36トン。まずは、ロサンゼルス港やロングビーチのターミナルを基点に、倉庫へ物資を輸送する。その後、順次走行距離を伸ばす予定。
この実証実験を通じて、トヨタモーターノースアメリカは、大型商用車に燃料電池技術が導入できるかどうか、実用性などを確認していく。
トヨタの燃料電池大型トラック、実証実験開始へ…まずは1日320km走行
2017年10月13日(金) 11時45分
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