フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「パサート」のディーゼルエンジン搭載車『パサートTDI』シリーズの型式認証を取得し、日本市場への導入を決定したと発表した。東京モーターショー2017に参考出品し、来年初めに国内市場に投入する予定。
同社は国内市場へのディーゼルエンジン搭載モデルの投入を検討していたが、フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車不正問題の影響から投入を延期していた。
欧州ではディーゼル車の不正問題でディーゼル車の販売比率が下落している。しかし、日本のディーゼル乗用車市場は拡大しており、今年上半期では前年同期比で1.2倍、中でもディーゼル車のバリエーションが多い輸入車が注目されていることから、VWジャパンでも市場投入を決めた。
今回導入する2リッター、ターボディーゼル「TDI」は、排ガス後処理システムに酸化触媒、SCR(尿素式選択還元触媒)、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を採用することで、日本のポスト新長期排ガス規制に適合している。TDIを搭載して導入するパサートは、セダンとステーションワゴンの2モデルがあり、国内販売するフォルクスワーゲンの中では上位に位置する中型車となる。
【東京モーターショー2017】VWジャパン、ディーゼル車を参考出品して来年初めに国内市場投入
2017年10月11日(水) 12時45分
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