米国の自動車最大手、GMは10月3日、2018年1月1日付けで組織を再編すると発表した。中国、北米、それ以外、と世界3極体制に移行する。
GMにとって、中国と北米は最重要市場。中国では、フォルクスワーゲングループとトップシェアを争っており、地元の米国では、長年シェア1位を確保している。
またGMは、欧州部門だったオペルをPSAグループに売却。これにより事実上、欧州市場から撤退した。今回の組織の再編は、中国、北米、その他の世界市場の3つの体制に集約するのが狙い。
GMは2018年1月1日付けで、GM南米のバリー・エンゲル社長を、新たにGMインターナショナルのトップに起用する予定。同氏が北米と中国以外のすべてのGM事業を統括し、各市場で収益性の高い成長を目指す。
GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「中国と北米以外の地域のリーダーシップを結集することは、グローバル市場での効率化を追求するもの」と述べている。
GMが組織再編、世界3極体制へ…中国、北米、それ以外
2017年10月05日(木) 15時26分
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