NTTドコモはNTTグループのブース内に展示されている《撮影 佐藤耕一》

NTTドコモは CEATEC JAPAN 2017 にNTTグループとして出展し、下着と一体化した心拍センサーにより、高精度で眠気を感知するウェア『hitoe』をアピールした。

hitoeは、電極が編み込まれた下着と、心拍データをスマートフォンに転送する小さなデバイスからなる心拍測定ウェア。デバイスとスマートフォンはBluetooth LE (BLE)で無線接続される。担当者は「心拍の波形パターンを認識し、80%の精度で眠気を感知することができます。京都大学の特許技術を活用しています」と説明する。

「BLEでスマートフォンに心拍データを転送し、アプリで心拍波形の解析をし、眠気を感知するとアラートを出します。また同時に、管理者にメールが飛ぶ仕組みです」とのことだ。スマートフォンをうまく利用しており、車両側へのデバイスの設置なども不要で、合理的な構成だ。

販売価格は1セットで4万2000円とされるが、国土交通省から補助金の交付があるため、実際には最大半額ほどの値引きがあるという。

CEATEC JAPAN 2017 は6日まで、千葉市の幕張メッセにて開催中だ。

hitoeウェアにhitoeトランスミッターをセットしたところ《撮影 佐藤耕一》 トランスミッターは取り外すことができる《撮影 佐藤耕一》 スマートフォンのアラート履歴画面《撮影 佐藤耕一》 管理者に届くアラートメールの例《撮影 佐藤耕一》 販売価格。ボリュームディスカウントがあり、また国土交通省の補助金もあるとのこと。《撮影 佐藤耕一》