高速史上初の二輪車専用周遊パス「二輪車ツーリングプラン」のエリア

東日本高速と中日本高速の高速2社が始めた首都圏ツーリングプランの勢いが止まらない。8月末日時点で2万件を超えていることが、国土交通省高速道路課への取材でわかった。

ツーリングプランは、二輪車専用の高速道路周遊パスのひとつとして、7月14日からスタートした。高速会社がオートバイの通行台数を正確に把握していないことなどから、当初は利用台数の見込みが立たたず不安視されたが、割安な料金も手伝い、予想外の反響を呼んだ。高速道路各社は二輪車利用台数の計測を目視で行っているため、それに加えて今後の高速道路施策のあり方を変える一因となるかもしれない。

東日本3コース、中日本1コースの4コース合計の申込台数は7月末日時点で8541台、8月末時点で2万1121台だった。スタート時期の関係で7月は半月ほどの利用日数だったが、その割合を8月は、どのコースも大きく上回っている。9月の集計は10月中旬頃の予定だ。

7月末日、8月末日の各コース別の数字は次の通り。
「関越道・上信越道・東北道コース」...3545台、9108台
「東北道・常磐道コース」...921台、2703台
「東関東道・館山道コース」...649台、1363台
「東名・中央道コース」...3426台、7947台