トヨタ・カムリ新型

米国IIHS(道路安全保険協会)は、2018年モデルとして投入された新型トヨタ『カムリ』の衝突安全テストの結果を公表し、最高評価の「2017トップセーフティピック+」に認定すると発表した。

IIHSの「トップセーフティピック」を獲得するには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)の各耐衝撃性能試験のすべてにおいて、最高の「Good」評価となるのが条件。また、前面衝突予防評価において、「ベーシック」を獲得することも要求される。

さらに上の「トップセーフティピック+」を獲得するには、トップセーフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価で「アドバンスド」、「スーペリア」のいずれかの獲得が必要になる。また2016年からは、ヘッドライト性能評価が導入され、「Good」、「Acceptable」のいずれかの獲得も必要。チャイルドシートの固定のしやすさも、評価対象となった。

新型カムリは、対向車がセンターラインを超えて衝突した場合を想定したスモールオーバーラップ衝突テストにおいて、ドライバーの生存空間を充分に確保。フットレストやブレーキペダルの室内への侵入を、およそ4cmにとどめた。前面およびサイドのエアバッグも、ダミー人形を適切に保護した。

また、米国向け新型カムリには、最新の衝突回避システムの「トヨタ・セーフティ・センス」を標準装備。IIHSは「前面衝突予防評価は最高のスーペリア。ヘッドライトの性能評価も最高のGood」とコメント。これで新型カムリは、IIHSのテストの全項目で最高評価を獲得したことになる。

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