ホンダ シビックタイプR(ホンダ鷹栖プルービンググランド試乗)《撮影 平原克彦》

ツインリンクもてぎは、10月28日・29日に開催する「世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンド」にて、WTCCシビックミーティングとともに、新型『シビック タイプR』のデモランや歴代シビックレーサーの展示などを実施する。

新型シビック タイプRのデモランは、29日のオープニングレース前に開催。ステアリングを握るのは、ホンダのドライバーとして活躍する、武藤英紀選手、伊沢拓也選手、中嶋大祐選手の3名。ホンダドライバーとしてオープニングレースに挑む道上選手へエールを送るべく走行を披露する。また、WTCCシビックミーティング参加特典のサーキットパレードでは、この3選手が新型シビック タイプRでパレードを先導する。

また、WTCCをはじめに国内外で活躍するシビックレーサーマシンの系譜をWTCC日本ラウンド開催期間中に展示する。展示車両は「ヤマトシビック最終型」「無限MOTULシビック」「Gathersシビック」の3台。ヤマトシビックは全日本ツーリングカー選手権を戦うため、当時のホンダ社内チーム「チームヤマト」が制作。1978年のデビュー以来、1984年まで活躍し、1983年にはチャンピオンを獲得している。無限MOTULシビックは、3代目「ワンダーシビック」をベースとしたレースカー。1987年の全日本ツーリングカー選手権でマニュファクチャラー&ドライバーのダブルタイトルを獲得した。Gathersシビックは1998年の十勝24時間レースで、格上クラスである「スカイラインGT-R」の51連勝を阻止。3台ともシビックレーサーの歴史を語る上で、外せないエポックメイキングなマシンだ。

左から、武藤英紀選手、伊沢拓也選手、中嶋大祐選手 無限MOTULシビック(1987年) 1987年全日本ツーリングカー選手権 WTCCシビックミーティング パレードラン(2016年)