日野自動車といすゞ自動車、UDトラックスは9月27日、中型トラックおよびバスのエンジンに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日野『レンジャー』『ブルーリボンシティー』『セレガ』『レインボー』『メルファ』、いすゞ『ガーラ』『ガーラミオ』、ニッサンディーゼル/UDトラックス『コンドル』の8車種で、2010年1月8日〜2011年2月9日に製造された1万1038台。また交換修理用部品が組み付けられた車両199台なども対象となる。
中型トラックおよびバスのエンジンにおいて、コンロッドブッシュ挿入時の製造条件が不適切なため、ブッシュの保持力が不足しているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ブッシュが摩耗、損傷することで異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損して走行できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、コンロッドの製造番号を点検し、対象となるものはコンロッドを良品に交換する。
不具合は110件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発覚した。
【リコール】日野 レンジャー など1万1000台、エンジンが破損するおそれ
2017年09月27日(水) 15時39分
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