ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は9月22日、BMWモトラッド『R nineT』のメインフレームに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2013年12月10日〜2016年11月18日に製造された1271台。
メインフレームのスイングアームピボット取付部のテーパー部が狭いため、スイングアームピボットが適切な位置決めができないまま取り付けられているものがある。そのため、ピボット用固定ボルトの軸力が不足し、そのままの状態で使用を続けると、走行振動等により当該ボルトが緩み、スイングアームにがたつきが生じ、ホイールが振れ、最悪の場合、走行安定性を損ない転倒するおそれがある。
改善措置として、全車両、ピボット用固定ボルトを取り外して清掃し、ボルトに緩み止め剤を塗布して、スイングアームピボットを正しい位置に合わせ、適正トルクで均等に締め付ける。
不具合および事故は起きていない。ドイツ本国からの情報により届け出た。
BMW R nineTは1169cc空油冷式ボクサー・エンジンを搭載。クラシカルなデザインとしながら、倒立式フォークや、ラジアルマウントタイプの4ピストンモノブロック・ブレーキキャリパーなどを備える。
【リコール】BMW R nineT、スイングアームががたつくおそれ…転倒の危険も
2017年09月22日(金) 15時52分
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