メルセデスベンツは9月13日、広大な山林など住所表示が困難な場所に向かう際でも、正確に目的地へ誘導するための新しいアドレスシステムを、自動車メーカーとして世界で初めて純正ナビシステムに導入すると発表した。
この新しいアドレスシステムは、2013年に設立されたスタートアップ企業、「what3words」が開発したもの。世界を3m×3mの57兆平方mに分割し、各四角形に3つの単語を割り当てた。これにより、メルセデスベンツによると、地球上のすべての場所を、簡単かつ明瞭に識別することができるという。
このアイデアに、メルセデスベンツを擁するダイムラーのディーター・ツェッチェCEOが注目。2017年2月、イノベーションプラットフォーム「スタートアップ・アウトバーン」の優秀プログラムに選出された。その結果、メルセデスベンツは今後半年以内に、標準のナビゲーションシステムに、この新しいアドレスシステムを導入する。
ダイムラーのデジタルビークル&モビリティ担当、サジャド・カーン副社長は、「ユーザーは3つの単語を話すだけで、目的地に向かえる。そして、9平方mの精度で、目的地に案内される」と述べている。
メルセデスの純正ナビ、地球上のあらゆる場所へ誘導可能に…スタートアップのアイデア採用
2017年09月19日(火) 15時45分
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