ゲームではなく、こんな画面でサーキット走行を分析できる≪撮影:中尾真二≫

メガーヌR.S.はその走行性能を試すにはサーキットのような場所が必要だ。できればその走行データを分析できれば、タイムアタックも別の楽しみ方が可能だ。R.S.に装備された「R.S. Monitor」はそれを実現してくれる(フランクフルトモーターショー2017に出展)。

サーキット走行やレース競技のために、GPSを使ったプライベーター用のデータロガーなどは市販されているが、GPSによる走行軌跡と時間だけをベースにした分析が基本で、カメラとは別だったりクルマからのデータが取れなかったりする。もちろんカメラと一体になった製品やOBDコネクタにもつなぐタイプも存在するが、R.S. Monitorは、これらの機能をまとめて完成車にビルトインしてくれる。

センターコンソールの画面からR.S.Monitorを起動すると、ステアリング位置、エンジン出力曲線、ラップタイム計測画面などが表示される。さらにメニューからは、エンジン回転数、出力、出力曲線、ブレーキ、スピード、ステアリング角度、スロットル開度、トルク、トルク曲線といった項目を選んで詳細データを表示させることができる。

走行中は設定した項目を画面で確認できるようになっている。また、車載カメラの映像とも連動しており、走行後に走行中の動画を見ながらこれらのデータの分析が可能だ。ただ、本体にデータロギングの機能はなく、クラウドにアップロードする形となる。アップロードされた走行データは、PCなどでアクセスすればサーキットの地図情報などとともに、さらに詳細のレビューが可能だ。

クラウドのデータは、必要なら仲間とシェアすることもできる。タイムアタックの結果などをオーナー仲間のコミュニティと競い合ったり、コミュニケーションをとったりできる。

R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorを体験できる専用コックピット≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitor起動≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ 走行データは画像とともにレビュー可能≪撮影:中尾真二≫ データはクラウドでシェアできる≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.Monitorは内蔵データロガー≪撮影:中尾真二≫ R.S.の機能説明スライド≪撮影:中尾真二≫ R.S.の新機能説明スライド:マルチビームヘッドライト≪撮影:中尾真二≫ R.S.の新機能説明スライド≪撮影:中尾真二≫ R.S.の新機能説明スライド:後輪操舵。ZFが同様なアクスルを開発している≪撮影:中尾真二≫