西川ゴム(参考画像)

西川ゴム工業は9月14日、自動車用シール部品で価格カルテルに関わったとして米国の自動車ディーラーや購入者らが損害賠償を求めた集団訴訟で和解について原則的に合意したと発表した。和解金は合計5073万7500ドル(約55億円)。

西川ゴムは、他事業者と共謀して、米国において自動車用シール部品について価格調整を行ったなどとして、米国の自動車ディーラーや購入者らから損害賠償、対象行為の差止めなどを請求して、訴訟されていた。同社は、訴訟の長期化による費用増加や経営に与える影響等を勘案し、和解による早期解決が最善の策であると判断し、和解の原則的合意に至った。

和解金額5073万7500ドル(約55億円)については、2018年3月期第2四半期決算で、特別損失として計上。業績に与える影響については現在、精査中としている