ボッシュは9月12日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2017において、2019年に自動運転技術で20億ユーロ(約265億円)の売上高を目指す計画を発表した。
自動運転を含めたボッシュのADAS(先進運転支援システム)には、レーダー、ビデオ、超音波などの周辺検知センサーにより、車両の周囲を検知して解析する技術がある。さまざまな運転状況でドライバーを支援し、安全で快適な走行を実現する。
さらに、迅速で安全な行動を必要とする危機的な運転状況においても、ドライバーをサポートし、安全性の向上に寄与。現在、実用化されているものには、アダプティブクルーズコントロール、駐車支援システム、自動ブレーキなどがある。
未来の道路交通のためのソリューションを用意するボッシュは、市場の2倍のペースで成長。モビリティソリューションズ事業の売上高は、2017年通年で前年比7%増の約470億ユーロに達する見込み。
現在、とくに力強い成長を続けているのが自動運転を含めた先進運転支援システム事業。同市場の成長率は25%に達し、ボッシュは市場より高い成長率で売り上げを伸ばしている。そのためボッシュは、早ければ2019年にも、ADASなど自動運転技術で、20億ユーロの売上高を達成できる見通しとなった。
ボッシュ取締役会フォルクマル・デナー会長は、「自動車関連の事業は成長を続けており、力強さを保っている。将来のモビリティ産業の展開を考えた場合、このことはボッシュとって有利な材料」と述べている。
【フランクフルトモーターショー2017】ボッシュの自動運転技術、売上高20億ユーロ目指す…2019年
2017年09月13日(水) 15時30分
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