スズキ スイフトスポーツ 新型《撮影 宮崎壮人》

3代目となるスズキ『スイフトスポーツ』が9月13日に発表となった。「スイフト」の名を冠しているものの「全く別の車種として開発した」と、開発責任者の小堀昌雄氏は語る。「アルティメット・ドライビング・エキサイトメント」をコンセプトに、ボディサイズはワイドになり3ナンバー化、初めてのターボエンジンとなる1.4リットル直噴「ブースタージェット」を搭載し、「圧倒的な動力性能と、エキサイティングなハンドリングを実現した」フラッグシップ・ホットハッチに仕上がった。

K14C型ブースタージェットエンジンは、先行して『エスクード』に搭載されたものと基本を共用するが、ボディサイズやレイアウトの違いから「ほぼ新規開発並みに手が掛かった」(小堀氏)。しかし「このエンジンがあれば、最高のスイフトスポーツが出来る」という確信のもと、この高出力エンジンを軸に、ボディ剛性やシャシー性能の開発を進めていったという。

出力特性は専用のものとなり、最高出力は140ps、最大トルクは230Nmにものぼる。40〜80km/hの低速域での加速はMT車比で約50%、AT車比で約15%も向上。970kg(MT車)の軽量ボディとあいまって、その加速力は従来のスイフトスポーツとは別次元のものとなった。さらに排気音のチューニングにもこだわり、エンジンを掛けた瞬間からスポーツマインドを刺激する。

トランスミッションは6速MTと、スイフトスポーツとして初採用となる6速ATを設定。専用開発したMTは先代同様のギヤ比としてクロスレシオを採用。シフトアップ時にエンジン回転数を落とさず、心地よい加速をキープする。ショートストローク化したシフトノブによりスポーツモデルらしいダイレクトな変速を味わうことができるのも特徴だ。従来のCVTに変わる6速ATは、より加速感・変速感を味わえるものに。パドルシフトを採用し、手軽にスポーティな走りを楽しむことができるのが嬉しい。

ボディサイズの拡大も新型の目玉だ。幅広いニーズに対応するためスイフトが5ナンバーサイズをキープしたのに対し、新型スイフトスポーツでは走行性能を際立たせるため前後トレッドを30mm拡大。全幅は+40mmの1735mmと、国内のスイフトシリーズで初めての3ナンバーサイズとなった。

軽量高剛性を実現する新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」に、同じく軽量高剛性のボディを組み合わせ、先代比で70kgもの軽量化を実現。ベース車であるスイフトの開発時から、平行してスイフトスポーツの開発も進めたことで、ボディ剛性に大きく影響するスポット溶接打点も効率化。合計12点の打点を追加したことで、「五感で感じられるボディのしっかり感」を実現したという。

ホットハッチの肝となるハンドリング性能も大幅に向上。ワイドトレッド化に合わせて全面刷新したサスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにトーションビーム式を採用。専用ハブベアリングや専用トーションビーム、歴代モデルから受け継いだモンロー製ストラット&ショックアブソーバーによって、コーナリング時のロール姿勢の安定化や、高いロードホールディング性能を実現した。また旋回応答性を約10%向上し、キレが良く意のままに操れるハンドリング性能も実現した。

さらに専用の17インチアルミホイールと高性能タイヤは、グリップ性としなやかな接地性能を両立。16インチへと大型化したフロントブレーキディスクは、確かな制動力と高速走行時の高い耐フェード性能を実現、意のままのドライビングの実現に貢献するという。

デザインは、ワイドトレッド化の恩恵もあり、よりロー&ワイドスタイルを強調するものに。フロントノーズはスイフトよりも前にせり出し、ブラックアウト化した大型グリルと相まって“いかにも”なスポーティさを演出している。足元を引き締めるブラックのアンダースポイラーは、見た目だけでなく整流効果をももたらす。また一見してそれと気づくのは難しいが、ボディのワイド化にともない、リアのコンビネーションランプは、専用の幅広タイプが採用されているのもこだわりのポイントだ。

エクステリアがシンプルにスポーティさを追求したのに対し、インテリアはより上質感を盛り込んだものとした。メーター、ステアリングホイール、シート、ペダルは専用開発。ブラックを基調としながら、グラデーションを用いたレッドを採用した室内空間は、スポーティさと高級感をあわせ持ち、走りへの期待感を高める。「乗った瞬間に、ちょっと走りに行こうかと思わせる演出がしたかった。スイフトスポーツは日々の足としても使って頂けるクルマなので、所有していることへの満足感を高めて頂くためにもデザイン、素材にこだわった。ホールド性が高くしっかり包み込んでくれる専用シートも、座った瞬間に“アガる”ような演出をしてくれる」と小堀氏は語る。

「標準モデルのスイフトの派生車にしたくなかった。やりすぎなんじゃないか、と言われることもあったが、スポーツモデルという立場を明確にするという目的があった。『RS』はあくまでスイフトのグレードのひとつ。同じくヨーロッパで走り込みをおこなったので、運転する楽しさとしての共通点はあるかもしれないが、『スポーツ』は全く別のモデルにしたかった。スイフトというクルマが持っているポテンシャルの次元を超えて、全く異なる特殊な体験が得られる。先代よりも高い速度域で楽しめるというのもそうだし、パンチある加速力は多くのお客様にも『これはスポーツモデルだね』と乗った瞬間にわかってもらえる、そんなクルマに仕上がった」(小堀氏)

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