4ドアクーペのムーブメントを作ったメルセデスベンツ『CLS』次期型プロトタイプの、より鮮明なスパイショットを入手した。カモフラージュもこれまでよりも軽くなり、フロントグリル、ヘッドライト、テールライトの造形があらわになっている。
フロントマスクにはドット状のグリルが。さらに『AMG GT4コンセプト』のような吊りあがったヘッドライトに加え、バンパーのエアダクト形状もわずかに見て取れる。テールライトのアウトラインはマセラティ「クアトロポルテ」風だ。
プラットフォームには、『Eクラス』から流用される「MRA」を採用し、100kg程度の軽量化をはかりつつ、ホイールベースが延長され、よりエレガントなシルエットとなる。
新技術としては、2016年12月に発表された次世代ヘッドライト「DIGITAL LIGHT」(デジタル ライト)の採用に期待がかかる。200万ピクセル以上のマイクロミラーを持つHDヘッドライトで、歩行者や対向車の人の顔をさけて照らしたり、道路に警告表示を照射するシステムだ。タイミングとしは、そろそろ市販モデルに搭載される時期と言える。
パワートレインは、現行モデルのV型6気筒に代わり、3リットル直列6気筒エンジンや、2リットル直列4気筒、V型8気筒モデルがラインナップされるはずだ。
ワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーでのサプライズもあり得るが、現在も市街地テストをしていることから、2018年以降になる可能性が高い。
メルセデス CLS 次期型、次世代ヘッドライト採用か…歩行者の顔だけ照射せず
2017年09月09日(土) 08時00分
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