コンチネンタルは9月5日、ドイツで9月12日に開幕するフランクフルトモーターショー2017において、EVなどの電動車両向けの新たな充電システム、「オールチャージ」を初公開すると発表した。
オールチャージは、現時点で標準化されていない充電方式に対応するために開発されたもの。電動パワートレイン自体を充電器に変える技術だ。コンチネンタルによると、さまざまな種類の充電ステーションに対応する特別な技術を、車に搭載する必要がなくなるという。
オールチャージには、最大800V、最大350kWの出力レートで、あらゆる充電スタンドで車両を充電できるだけでなく、必要に応じてオンボードで使用できる230VのAC電源も備えている。都市部のAC充電ステーションでは、最大12倍の急速充電も可能にする。
350kWのDC充電では、5分の充電時間で約150kmの走行距離分の電力を充電可能。また、オールチャージシステムのV2D(ヴィークル・トゥ・デバイス)技術は、各種モバイル機器に、車両のバッテリーを接続して電力を供給することもできる。
【フランクフルトモーターショー2017】コンチネンタル「オールチャージ」発表へ…汎用充電方式
2017年09月07日(木) 19時30分
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