アルファロメオ・ステルヴィオ《撮影 小松哲也》

FCAジャパンは9月6日、アルファロメオブランド初のSUVモデル『ステルヴィオ』を1年以内に日本市場に導入することを明らかにするとともに、都内で報道陣に実車を日本初公開した。

FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長が同日都内で開いた新型車発表会の席上で明かしたもので、「1年以内にステルヴィオを日本で発売することをお約束する」と述べた。

ステルヴィオは2016年11月に開催されたロサンゼルスモーターショーで世界初公開されたSUVモデル。FCAジャパンがこの日に都内で発表したアルファロメオブランドのDセグメントスポーツサルーン『ジュリア』と同じ車台をベースに開発された。フロントマスクも新型ジュリアと同様のデザインが施されている。

ヘグストロム社長は、この日に日産自動車が千葉・幕張メッセで電気自動車『リーフ』の新型車を世界初公開したことを引き合いに出し、「もちろん電気自動車はひとつの未来の方向を示している。ただ107年の伝統を持つアルファロメオは、これを否定するのではなく、加えてもうひとつの素晴らしい未来の姿を提案する」と述べた。

その上で「それはドライバーを中心に据える運転する喜びであり、官能的なエンジン音であり、そしてすべてを美しいイタリアンデザインで包含したものとなる」と強調した。

さらに「ジュリアの導入はあくまでも新生アルファロメオのスタートにしかすぎない。これから数年間、ステルヴィオを含むアルファロメオのモデルが続々とデビューすることになる」との見通しを示した。

この日に日本初公開されたステルヴィオは2リットルターボエンジン、8速オートマチックトランスミッションを搭載し、最高出力280馬力、最大トルク400Nmというスペックになっていた。

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