メルセデスAMG S63 4MATIC+クーペ改良新型

メルセデスベンツは9月5日、改良新型『メルセデスAMG S63 4MATIC+クーペ』の概要を明らかにした。実車は9月12日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2017において初公開される。

同車は、メルセデスベンツ『Sクラスクーペ』の高性能なAMGバージョン。デビューからおよそ3年半が経過して、初の大幅改良を受けた。

改良新型メルセデスAMG S63 4MATIC+クーペでは、エンジン排気量を従来の5.5リットル(5461cc)から、4.0リットル(3982cc)へ、一気にダウンサイジング。直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、最大出力612hp、最大トルク91.8kgmを引き出す。

1.5リットルも大幅に排気量を縮小しながら、パワーは27hp、改良新型モデルが上回る。トランスミッションは、従来の7速から、9速デュアルクラッチのAMGスピードシフトMCT 9に進化。0〜100km/h加速を3.5秒で駆け抜け、最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。

また、改良新型モデルでは、車載コネクティビティが充実。インフォテインメントシステムは、センターコンソールのコントローラーと「LINGUATRONIC」と呼ばれるボイスコントロールのタッチパッドによって、操作できる。ボイスコマンドは初めて、エアコンや空調付きシート、室内照明、フレグランス/イオン、シートマッサージ機能、ヘッドアップディスプレイの制御にも使用できるようになった。言語のバージョンや車両の装備によっては、最大450の個別の音声コマンドが可能に。

また、最新世代の「COMAND Online」は、地形図の表示、3D建物、3Dマップの回転など、高速3Dハードディスクナビゲーションに進化。ナビゲーションマップには、リアルタイムの交通渋滞情報に加えて、「Car-to-X」警告メッセージ、天気、現在の燃料価格、駐車スペース、ガソリンスタンドなどの情報が表示される。

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