2017年のスーパー耐久シリーズ第5戦「富士SUPER TEC」の決勝レースが3日、富士スピードウェイで開催され、ST-XクラスはNo.8 ARN Ferrari 488 GT3(永井宏明/佐々木孝太/銘苅翼)が前回に続き2連勝を飾った。
予選では開幕5戦連続でポールポジションを獲得した8号車のフェラーリ。スタートでも後続のライバルに並びかけられるが、しっかりトップを死守し1コーナーを通過していく。その後開始を過ぎた1回目のピットストップでNo.89 HubAuto Ferrari 488 GT3、No.777 D’station Porscheらの先行を許すものの、着実に追い上げ、レース中盤は前回のオートポリスでも終盤激しいトップ争いを演じた777号車のポルシェと激しいトップ争いを展開。5時間30分を過ぎた196周目に再びトップに浮上に立った。
最終的に2位に1分以上の差をつけ335周でチェッカー。チーム初勝利を飾ったオートポリスラウンドに続いて2連勝を飾った。2位には777号車ポルシェが続いた。3位に89号車のHubAutoフェラーリが入ったが、Dドライバーの最低義務周回数を満たしていなかったとして36周減算のペナルティ。これによりNo.1スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが3位表彰台を手にした。
これにより、8号車フェラーリは、合計92ポイントまで伸ばし、ランキング2位の1号車GT-Rに19ポイント差をつけ最終戦へ。念願のチャンピオン獲得まであと一歩というところまで近づいた。
ST-TCRクラスでは、参戦2レース目となるNo.10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCRが初優勝。ST-1クラスはNo.31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cupがクラス優勝を飾っている。
ST-2クラスはNo.59DAMD MOTUL ED WRX STIが今季3勝目を挙げ、最終戦を待たずにクラス王者確定。ST-3クラスはNo.62 DENSO Le Beausset RC350が優勝したが、タイトル争いは最終戦に持ち越しとなった。
ST-4クラスは終盤にトップを走行していたNo.93 SKR ENGINEERING rings S2000が残り10分というところでトラブルに見舞われ後退。これによりトップに立ったNo.86 TOM’S SPIRIT 86が4連勝をマークし、チャンピオン決定。ST-5クラスは、No.37 DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dが今季初優勝を飾った。なお同クラス2位に入ったNo.88 村上モータースMAZDAロードスターNDのクラスチャンピオンが、ここ富士で決まった。
【スーパー耐久 第5戦】8号車ARNフェラーリが2連勝、念願のタイトル獲得に大きく近づく
2017年09月05日(火) 16時49分
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