BMWグループのMINIは8月30日、MINI『エレクトリックコンセプト』の概要を明らかにした。実車は9月12日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2017で初公開される。
MINIは2019年、市販EVをラインナップする計画。MINIエレクトリックコンセプトは、この市販EVを示唆したコンセプトカーとなる。MINIは2008年に、MINI『ハッチバック』ベースのEV、『MINI E』を設定したことがある。しかし、このEVは試験車両的な意味合いが強く、航続や重量などの性能面に課題があった。
しかし、このMINI Eの技術が、「i」ブランドの市販EV『i3』の開発に生かされた。MINIエレクトリックコンセプトのスペックは公表されていないが、過去10年間で蓄積してきたBMWグループの電動車両のノウハウが導入される。
MINIエレクトリックコンセプトは、3ドアハッチバックボディ。六角形のフロントグリルは、空力特性を追求するために、閉じられたデザイン。これは、電気駆動ユニットが冷却のための空気を、内燃機関ほど必要としないため。
また、このフロントグリルをはじめ、ドアミラーやボディサイド、ホイール、ルーフには、イエローのアクセントを配した。MINIによると、これはMINI Eを彷彿とさせるものだという。
【フランクフルトモーターショー2017】MINI、EVコンセプト初公開へ…2019年に市販
2017年08月30日(水) 15時00分
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