ポルシェ カレラカップ ジャパン2017シリーズ第9戦

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2017シリーズ第9戦の決勝が8月27日、鈴鹿サーキットで開催された。

真夏日のような気温の中で行われた決勝レース、グリッドの先頭には初ポールを獲得した2017年のPCCJスカラシッププログラムドライバーの#17 上村優太が着く。2番手には2016年の同プログラムドライバーだった#89 三笠雄一、3番手には総合、ジェントルマンクラスともにランキングトップ立つ#9 武井真司が続く。

レース開始直後、ポールポジションの#17 上村がマシントラブルに見舞われてスタートを切れずに、マシンをストップ。代わってトップで1コーナーを駆け抜けたのは、2番手グリッドからスタートした#89 三笠。だが、1周目のS字で多重アクシデントが発生してセーフティカーが導入される。#89 三笠を先頭に、#9 武井、#7 星野敏、#32 永井秀貴、#11 Fukujirou、#98 IKARIの上位陣が隊列を組んで周回を重ねていく。

3周目終了時にセーフティカーはピットへと戻り、4周目からレースは再開。このリスタートでも#89 三笠は落ち着いてトップをキープし、レース後半、テール・トゥ・ノーズでトップに肉薄したジェントルマンクラスの#9 武井を振り切り、今期4勝目を飾った。

2位#9 武井は、ジェントルマンクラスで開幕戦から9連勝を飾り、最終ラウンドを待たずにクラスのチャンピオンを決めた。3位でゴールした昨年のジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野は、今シーズン初の表彰台となった。

PCCJ第10-11戦は10月6日から8日に、F1日本GPの併催レースとして鈴鹿サーキットで開催される。総合ポイントランキングは、トップの#9 武井が160点、2位の#89 三笠が140点、3位の#17 上村が138点。#9 武井がダブルタイトルを獲得するのか、若手ドライバーがそれを阻止するのか注目される。

#89 三笠雄一 #9 武井真司 #7 星野 敏 オーバーオールクラス表彰台(左から) #9 武井 真司、#89 三笠 雄一、#7 星野 敏 #89 三笠雄一 #11 Fukujirou #98 IKARI #17 上村優太