タカタのエアバッグ(日産車) (c) Getty Images

帝国データバンクは、タカタの連鎖倒産発生状況調査を実施。再生法申請から2か月となる8月25日までに、取引先の連鎖倒産は1件も発生していないことがわかった。

帝国データバンクではその主な要因を、申請後すぐに打ち出されたセーフティネット保証制度に加え、地元自治体や自動車メーカーによる資金繰り支援のほか、タカタが部品供給等に関わる重要な取引先に対して、従前通りの条件で全額弁済を行う方針を示したことが寄与したものと分析している。

しかし、短期的な連鎖倒産リスクは抑えられているものの、中長期的にはスポンサー候補のキー・セイフティー・システムズや得意先の自動車メーカー各社の動向次第では、タカタの主な生産拠点のある滋賀県、佐賀県を中心に、一定の影響が及ぶ可能性もあると指摘している。

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