スズキは、パックスズキ(パキスタン)駐在の永尾博文常務が、外務省より「平成29年度外務大臣表彰」を受章したと発表した。
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献があった個人および団体について、その功績を称えるもの。今年度の個人表彰は187人で、このうち160人が海外在住受賞者だった。
外務大臣表彰を受章した永尾常務は1978年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社し、1983年からパキスタン子会社パックスズキモーター社に赴任。その後も2度社長としてパックスズキ社に赴任し、現在までのパキスタン駐在期間は合計約20年間に及ぶ。この間、同国の自動車産業育成、モーターリゼーションの発展を通して日本とパキスタンの経済関係促進、相互信頼関係をより深めることに貢献した。
パキスタンは1975年に、スズキが初めて四輪車の海外生産を行った国で、現在パックスズキ社では四輪車、二輪車の生産、販売を行い、2016年度は四輪車11万台、二輪車1万9000台を生産している。四輪車のパキスタン市場におけるスズキのシェアは約53%で、同国の自動車市場をけん引している。また、パックスズキ社はパキスタン国内の教育、環境分野などのCSR活動にも協力している。
スズキ、パキスタン駐在の永尾博文常務が外務大臣表彰
2017年08月23日(水) 19時15分
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