1935年頃の遠隔操縦ロボット (c) Getty Images

トヨタ自動車は、先端科学技術研究を行う大学・研究機関の研究者から、トヨタが考える技術ニーズに基づいた研究テーマを広募し、共同研究を実施する「第17回 トヨタ先端技術共同研究公募」のテーマ募集を8月22日より開始した。

公募は、トヨタが考える技術ニーズを提示して、それに基づいた独創的かつ萌芽的な研究テーマを大学・研究機関の研究者から広く募集し、技術シーズとして育成しようというもの。今回の公募では、「機能材料の物性制御・解析技術」「構造制御・作製プロセス」「人工知能・情報科学」という3領域の技術ニーズに関して研究テーマを募集し、書類審査・面談等による選考を行い、採択された場合は共同研究契約を結び、研究活動を進めていく。

研究期間は2018年度開始で2年以内。研究費は1件あたり1000万円を上限とし、合計10件程度を採択する。

トヨタでは、同公募の成果が、同社の研究基盤を強化するとともに、若手研究者による研究活動の促進や技術シーズの育成を通じた社会への貢献となることを期待している。

応募締切は10月16日。