フォードモーターの自動運転の試験車両(参考画像)

米国の自動車大手、フォードモーターが、完全自動運転車時代の到来を想定し、自動車の操作システムの特許を取得したことが分かった。

これは、米国のUSPTO(特許商標庁)が公式サイトで明らかにしているもの。「フォードモーターの子会社、フォード・グローバル・テクノロジーズ社が完全自動運転車向けに、着脱式のステアリングホイールとペダルの特許を考案した」と発表されている。

米国の自動車技術者団体のSAEが定義した「レベル5」の完全自動運転車とは、自動化システムは、ドライバーが運転できる全ての条件下において、全ての運転タスクを車両に任せることを指す。この状態では、車両はドライバーレスと同じ状態になるため、ステアリングホイールやアクセルおよびブレーキペダルは不要となる。

フォード・グローバル・テクノロジーズ社の特許は、ダッシュボードに着脱式ステアリングホイールとペダルを収納する場所を確保するというもの。また、手動運転時に備えて、ステアリングホイールとペダルを使用する際の固定装置に関する特許も含まれている。