2017年3月、戦略的提携に向けた覚書を締結したフォルクスワーゲングループとタタの首脳

フォルクスワーゲングループとインドのタタモーターズが、2017年3月に締結した戦略的提携を白紙撤回することが分かった。

これは8月10日、フォルクスワーゲングループに属するシュコダが明らかにしたもの。シュコダはフォルクスワーゲングループの代表として、タタモーターズとの戦略的提携の具体的内容に関して、協議してきた。

シュコダの発表によると、タタモーターズと進めてきた戦略的パートナーシップに関する詳細な交渉を終了。この数か月、両社は戦略的な協力関係について評価してきたが、現時点では、技術面と経済面のシナジー効果が、両社が期待するほど得られないとの結論に達したという。

ただし、シュコダは、「今後の可能性のあるコラボレーションを排除するものではないことを強調したい」とコメント。タタモーターズのギュンター・ブチェックCEOも、「フォルクスワーゲングループとの将来の機会を探ることについては、引き続き前向きだ」と述べている。