アウディ A8 新型(アウディサミット)《撮影 宮崎壮人》

アウディジャパンは8月10日、8月以降に出荷されるモデルより順次、デイタイムランニングライト(DRL)を全車に標準装備すると発表した。DRLを全モデルに標準装備するのは、日本ではアウディが初となる。

DRLは、多くの国で使用が義務付けられている。ドイツを含めEU各国では2011年2月から、すべての新型車に取り付けが義務化されている。

日本では2016年10月、国土交通省が国連欧州経済委員会(UNECE)の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で新たな国際基準が採択されたことを受け、車両保安基準を一部改正。DRLに関する基準を新設し、DRLの装着を正式に認可した。

また、2020年4月施行予定の新基準、「オートライト搭載義務化」では、走行中、一定の暗さになった場合、自動でライトが強制的に点灯し、ドライバーの意思で手動消灯することを不可としている。この新基準に先駆け、アウディジャパンはDRLを標準装備化することで対応する。

DRLは、イグニッションをオンにすると自動的に点灯。昼間もヘッドライトを点灯することで、日中や薄暮時の歩行者や対向車への被視認性が向上する。また、アウディのDRLではLEDを採用することで消費電力を抑えており、常時点灯であっても燃費に影響はないという。