JVCケンウッドの次世代IoTソリューション事業のイメージ図

JVCケンウッドは8月9日、横浜市のタクシー会社、三和交通との間で、タクシー配車システムの開発と導入に向けた業務協働に関する覚書を締結した、と発表した。

今回の発表は、クラウドを活用した次世代のタクシー配車システムの開発と導入を目指すもの。JVCケンウッドが持つ映像技術、音響技術、無線技術などの強みを生かして、次世代IoTソリューション事業の拡大に向けたタクシー配車システムの開発に乗り出した。

JVCケンウッドは、従来ケンウッドブランドで手がけてきたタクシー無線システムを発展させたタクシー向けの次世代配車システムの開発に着手。従来のタクシーの車載システムは、各機器が独立して搭載されていた。新たなシステムでは、業務用無線機器とカーナビゲーションを含む表示機を一つのセンター端末(タブレットPC)に集約。将来的には、決済機やタクシーメーターも含めた統合システムの開発を行う予定。

さらに、クラウドを活用したコールセンターの新システムを開発。センター業務の効率化をはかるとともに、顧客向けのスマートフォン配車アプリと連携させることで、これまでにないサービスを開発していく。