BMWグループのドイツ本社(参考画像)

BMWグループは8月2日、ドイツ国内で販売された一部ディーゼル車の排出ガス性能を向上させる目的で、無償修理を行うと発表した。

今回の無償修理は、ドイツで販売されたひと世代前のユーロ5基準のディーゼルエンジン搭載車およそ22万5000台が対象。排出ガス性能を向上させるために、ソフトウェアの更新などを無償で行う。

ただし、BMWグループは、ドイツの一部メディアが指摘した排ガス不正疑惑については、強く否定。BMWグループ取締役会のハラルド・クルーガー会長は、「国内外の当局の調査によると、BMWグループの車両は排ガス試験をクリアする目的で、(違法なソフトウェアなどを使った不正な)操作が行われていないことが確認されている」と強調する。

また、2017年4月のドイツ当局の発表によると、BMWグループのディーゼル車の排ガス中のNOX(窒素酸化物)排出量は、ドイツの平均よりも40%少ないという。