オペル・アストラ

欧州の自動車大手、PSAグループは8月1日、GM傘下のオペルの買収が完了し、オペルがPSAグループに加入した、と発表した。

PSAグループは2017年3月、GMからオペルを買収することで合意。今回、この買収手続きが完了。オペルと英国のボクスフォールが、PSAグループに加入した。これで、PSAグループは、プジョー、シトロエン、DS、オペル、ボクスフォールの5ブランドを擁する自動車メーカーになった。

PSAグループにオペルが加入したことにより、PSAグループは欧州第2位の自動車メーカーになり、2017年上半期(1〜6月)には17%の市場シェアを獲得。PSAグループは、オペルの加入によって欧州主要市場でのプレゼンスを強化し、収益性を伴う成長の基盤としていく。

8月1日からオペルは、経営再建を目指して、PSAグループの支援を得ながら戦略的計画を立てることに専念。 オペルは100日以内にこの計画を発表する予定。中期的には、グループ全体で年間17億ユーロのシナジー効果を引き出すことを見込む。

PSAグループ取締役会のカルロス・タバレス会長は、「オペルの再建計画の実施により、PSAグループとオペルは相互に強みを持ち、新規顧客を獲得する機会が生まれる。 これと並行して、PSAグループのプッシュ・トゥ・パス計画の実行は、引き続き最優先事項であり、目標を達成することに集中している」と述べている。

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