コンチネンタルの自動運転開発車両

ドイツの自動車部品大手のコンチネンタルと、カナダの自動車部品大手のマグナインターナショナルは7月31日、米国とカナダの国境間において、自動運転車の試験走行を開始すると発表した。

自動運転車は、カナダ・オンタリオ州のサーニアからウィンザーに入り、米国ミシガン州に戻るルートを走行する。自動運転車が国境を越えて、試験走行を行うのは初めて。試験走行では、コンチネンタルとマグナインターナショナルだけでなく、ミシガン州とオンタリオ州政府当局も、さまざまな設定で自動運転技術をテストできる。

なお、2台の自動運転車は、コンチネンタルとマグナインターナショナルの国際的なデモンストレーションの一環として、480km以上を走行する。

米国ミシガン州のリック・スナイダー知事は2016年、自動運転車が州内の道路を走行することを認可した。 またカナダ・オンタリオ州も2016年、カナダで自動運転車の走行テストを許可する規制枠組みを設定した最初の州となった。

コンチネンタルノースアメリカのJeff Klei社長は、「コンチネンタルは公道における自動運転車の走行テストを、5年以上に渡って行ってきた。目標は交通事故の死傷者をゼロにすること」と述べている。