7月30日午前11時30分ごろ、徳島県吉野川市内の市道で、徒歩で道路を横断していた女児に対し、高齢男性が運転する乗用車が衝突する事故が起きた。女児は意識不明の重体となっている。

徳島県警・阿波吉野川署によると、現場は吉野川市鴨島町喜来付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。交差点に横断歩道や信号機は設置されていない。9歳の女児は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

女児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打で意識不明の重体。クルマを運転していた79歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場にブレーキ痕は無く、聴取に対して運転者の男性は「女児が飛び出してきた」などと供述しているようだ。現場は住宅地の中にある見通しの悪い交差点。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。