新型シビックシリーズ

ホンダは、新型『シビック』シリーズの3タイプ(ハッチバック、セダン、タイプR)を9月29日に発売すると発表した。

新型シビックシリーズは、Cセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供を目指し、さまざまな走行シーンでの運動性能を高次元で達成するプラットフォームを新開発。タイプRの目指す究極の運動性能を実現するプラットフォームを核として3タイプを同時開発し、各タイプの個性を活かしながら、シリーズ全体としてのポテンシャルを向上させた。

タイプRは、先代モデルに対し、ねじり剛性の向上(+約38%)やボディの軽量化(−約16kg)、低重心化、ホイールベースとトレッドの拡大などにより、さらに優れた走行安定性を追求。シャシーはマルチリンク式リアサスペンションを新たに採用したほか、進化したデュアルアクシス・ストラット式フロントサスペンションや、アダプティブ・ダンパー・システムなど、制御技術の進化により運動性能を大幅に向上させている。

エンジンは、最高出力320ps、最大トルク400Nmを発生するタイプR専用の2リットルVTECターボを搭載し、低回転域での高トルクかつハイレスポンスな立ち上がりと、全開領域での高出力化を実現。また6速MTのローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用により、加速性能を向上させている。

また、減速操作に合わせてエンジン回転数を自動調整するレブマッチシステムをホンダ車初採用した。さらに走行シーンに応じて選べる3つのドライブモードを搭載。モードスイッチを操作することでダンパー・ステアリング・スロットルなど制御デバイスのセッティングを瞬時に変更し、サーキットから市街地まで、さまざまなシーンに応じた高いパフォーマンスを発揮する。

一方ハッチバック/セダンは、新開発プラットフォームをベースとした、高剛性、軽量かつ低重心・低慣性なボディにより、優れた空力特性を実現。新型シビック専用にチューニングを施した1.5リットルVTECターボエンジンとCVTの組み合わせにより、ターボラグを感じさせない、リニアでパワフルな加速フィールを実現している。

セダンの外観は、クーペのような流麗なルーフラインに、硬質で彫刻的なサイドパネルを持つ、先進的で上質なフォルムが特長。一方ハッチバックは、セダンと基本骨格を共有しながらも、ダイナミックで軽快なリアビューとすることで、スポーティさをより演出している。インテリアではCセグメントトップクラスの室内空間を確保するとともに、大開口かつ大容量な荷室とし、使いやすさも追求。さらにハッチバックでは、左右どちらにも引き出しや巻き取りが可能な、世界初となる横開きのカーゴエリアカバーを採用している。

安全面では「ホンダ センシング」を標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援する。

価格はタイプRが450万0360円、ハッチバックはCVT/6MTともに280万0440円、セダンはCVTのみの設定で265万0320円。

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