キャデラックATS-L

米国の自動車最大手、GMは7月25日、2017年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は468万6038台。前年同期比は1.7%のマイナスだった。

国別の実績では、中国が176万5828台を販売し、引き続きGMの最量販市場に。しかし、前年同期比は2.7%減と後退する。小型車に対する減税の縮小の影響を受けた。

中国に続いたのは、地元の北米。上半期は169万4550台を販売。前年同期比は0.8%減と落ち込む。米国では、好景気とガソリン価格の下落により、SUVやピックアップトラックといった大型車の販売が伸びてきたが、すでに頭打ちとの見方が強い。

3位は欧州で、前年同期比3.6%減の62万3743台。南米は30万8099台を売り上げ、前年同期比は14.4%増と回復。その他の世界市場では上半期、10.4%減の29万3818台を販売した。

上半期のブランド別実績では、シボレーが前年同期比1%減の191万2645台。ビュイックは4.4%減の64万6020台にとどまった。オペルは3.5%減の60万8684台。一方、キャデラックは25.5%増の16万4031台と好調だった。

GMの2016年の世界新車販売台数は996万5238台。前年比は1.3%増と、4年連続で販売記録を更新している。

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