3連覇を狙うヤマハ陣営がファンミーティングを開催《撮影 吉田知弘》

2017“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの開幕を前に、ヤマハが都内でファンミーティングを開催。そこに出席した中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が3連覇に向けての意気込みを語った。

イベントでは、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの吉川和多留監督と、ヤマハ技術本部MS開発部の辻幸一部長が登壇し、昨年の振り返りと今年の展望について語るトークショーが行われた。

その中で、着実に一昨年から進化を遂げたヤマハ『YZF-R1』や、レース運び等を解説。その中で昨年を振り返った中須賀は全体的にいいレース運びができたと言いつつも、「ポールポジションが自分であればよかったなぁ」と、TOP10トライアルでチームメイトではあるもののポル・エスパルガロのタイムに届かなかったことを悔やんでいた印象的だった。

気になる今年の展望について、中須賀は「マシン自体も熟成されて、データもしっかりありますし、あとは自分が本番で実践していくだけ。他社もマシンをフルモデルチェンジされて、レベルアップされてマシンもほぼ互角の状態となってきています」とコメント。

今年はホンダ、スズキが新型マシンを導入し、過去2年以上に激戦が予想される中、中須賀は一番のライバルは“昨年の自分たち”と語った。

「その中でも自分は2連覇して、昨年は218周を記録したので、まず一番のライバルは自分たちかなと思っています。チームもメカニックさん、ライダーもそうですが、まずは自分たちの力が100%出し切れるかというところだだと思います。周りに振り回されずに、やるべきことをしっかりやっていきたいなと思います」

「まずは自分たちが最多周回数を作っているから、そこを超えない限り、優勝はないと思っています。まずは自分たちとの戦いかなと思っています」

注目の2017鈴鹿8耐は27日に開幕。昨年は最強の名をほしいままにしたヤマハ勢が3連覇を成し遂げるのか。注目のレースウィークがいよいよ始まる。

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