気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2017年7月25日付
●BMWカルテル報道否定(読売・8面)
●新トップに聞く、日産自動車・西川広人氏、三菱自と提携どう進める? 「EV技術共通化する」(読売・8面)
●ベンチャーと連携 新事業を創出、大企業が公募迅速に実現(読売・9面)
●首相側近「記憶ない」連発、加計問題閉会中審査(朝日・1面)
●五輪見据え「テレワーク・デイ」混雑緩和・働き方改革へ、広がるか(朝日・8面)
●東芝、上場維持に暗雲、「不適正意見」半導体売却に影響も(朝日・9面)
●都市対抗野球、きょう決勝、東京都(NTT東日本)VSさいたま市(日本通運)2度目の優勝かけ(毎日・1面)
●内閣支持率急落34.7%本社。FNN合同世論調査(産経・1面)
●クルマの未来、「世界で最も安全」競い合い(産経・11面)
●日本販売終了を検討、クライスラー、年内にも(産経・11面)
●トヨタが新電気自動車、22年にも国内発売、充電数分、距離大幅増の電池搭載(東京・1面)
●独車5社、談合疑い、独誌報道、VWなど常習的か(東京・6面)
●ブレーキ不具合恐れ、日産1.5万台リコール(東京・6面)
●トヨタ、一般道で自動運転、20年代前半に技術確立(日経・1面)
●日航・ベトジェット提携、空の連合組み替え激化(日経・11面)
●三菱自動車、電動車の体験店舗28店増(日経・15面)
ひとくちコメント
自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、米国発祥の「クライスラー」ブランド車の日本国内での販売を終了する方向で検討しているという。
きょうの産経や東京などが報じているが、それによると、「FCAの日本法人は、クライスラーで唯一扱っているセダン『300S』の販売を年内にも終える見通し。終了が18年にずれ込む可能性もある。新たな車種は売り出さない方針だ」と伝えている。
また、「今後は販売が好調なイタリアの『フィアット』や、需要が伸びている米国の多目的スポーツ車(SUV)ブランド『ジープ』に力を入れる」という。
国内販売を打ち切る理由は、2016年の国内販売台数がわずか300台弱にとどまり、売り上げが振るわないためだそうだ。
クライスラー車の日本販売からの撤退は、すでに6月19日の日経が報じていたが、クライスラーの日本法人では「決定した事実はない」などと、その報道を否定するコメントを発表していた。
それから1か月余り、きょうの産経などの記事は、日経の内容とほぼ同じ後追い報道に過ぎないが、日本法人が再び否定のコメントを出すのかどうかも注目される。
【新聞ウォッチ】クライスラーの日本販売終了、否定から1か月再び検討?
2017年07月25日(火) 09時43分
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