アウディは7月19日、ドイツ国内において、一般人を乗せた自動運転車による公道走行実証実験を開始した、と発表した。
この実証実験には、アウディ『A7スポーツバック』をベースに開発された自動運転のプロトタイプ車両、通称「Jack」を使用。ミュンヘン空港を基点に、高速道路のアウトバーンを自動運転によって最高速度130km/hで走行する。
このJackには、すべてのセンサーからの信号を使用して、車両周辺の詳細な画像を連続的に生成するドライバー支援システム、「zFAS」を搭載。アウディは、「zFASは新型アウディ『A8』にも標準装備されている」と説明している。
このプロトタイプ車は、アウトバーンの指定された区間内を自動運転で走行することが可能。指定ポイントに到達すると、自動運転が可能であることがクルマ側からアナウンスされ、ハンドル下部の2つのボタンを同時に押すことでハンドルが奥に移動、自動運転を開始する。速度制限の中でスムーズな運転をおこなうべく、左右への車線変更までクルマ側で自律しておこなうことが可能となっている。
この実証実験は7月20日から8月にかけて、6週間行われる予定。走行時間はおよそ1時間で、車両にはアウディのエンジニアが同乗。参加者はテストドライブの後、アウディのエンジニアから、将来の自動運転機能の開発のために、自動運転車の印象などについて意見を求められる。
参加希望者は、アウディの各種ソーシャルメディアなどからエントリーする。
アウトバーンで自動運転体験…アウディが実証実験、同乗者は一般人
2017年07月22日(土) 09時30分
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