豊田合成は7月19日、世界各地域における車両の衝突安全アセスメント適合に貢献し、様々な車種に共通して搭載できるサイドエアバッグをトヨタ自動車と共同開発したと発表した。
サイドエアバッグは、シート側面ドア側に搭載され、側面衝突時にドアトリムと乗員の隙間で瞬時に開くことで、胸部や腹部などへの衝撃を軽減する。従来のサイドエアバッグは2つのバッグに分かれた構造だったが、新製品は3バッグ構造にすることで速い衝突速度に対しても瞬時に開き、効率よく衝撃を吸収するよう配慮。また3バッグの各内圧を車種ごとに最適化することで、大型車から小型車まで様々な車種に対応する。
新型サイドエアバッグは7月10日に発売された新型『カムリ』に採用されており、今後、他車種も含めて年間約250万台に搭載される予定だ。
豊田合成とトヨタ自動車、新型サイドエアバッグを共同開発…3バッグ構造で効率よく衝撃吸収
2017年07月19日(水) 16時37分
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