スズキ GSX‐R1000R ABS

スズキは、スーパースポーツバイク新型『GSX‐R1000R ABS』の日本仕様を7月28日より発売すると発表した。

6代目となる新型GSX‐R1000R ABSは、「No.1スポーツバイク」をコンセプトに、8年ぶりに全面改良。エンジンと車体が調和した「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、MotoGPで培った技術を採用することでさらに進化させ、高次元でバランスさせた。なお日本仕様の設定は初となる。

新開発999ccエンジンは、MotoGPで開発した技術を取り入れた新機構「ブロードパワーシステム」を採用し、最高出力は欧州仕様(202ps)とほぼ同等の197psを発生。低中速域のパフォーマンスを損なうことなく最高出力を向上させながら、スムーズな出力の伝達と全回転域での強力な加速性能を実現した。

車体は空力性能を高め、フレームの軽量化と強度の最適化を図り、エンジンの搭載角度を変更することで、コーナリング性能と操縦性を高めた。レースで開発されたショーワ社製の高性能な前後サスペンションにより高い接地性と吸収性を実現し、フロントブレーキにはブレンボ社製のキャリパーとディスクを装備した。

また、ライダーをサポートする高度な電子制御として、制動時の姿勢を安定させる「モーショントラック・ブレーキシステム」や、エンジン出力を10段階から選択できる「モーショントラック・トラクションコントロール」などの装備に加え、スムーズな変速を支援するクイックシフトシステムを採用した。さらにサーキット走行で理想的なスタートの加速を支援するローンチコントロールシステムも採用。国内専用装備としてETC車載器を標準装備した。

車体色は、トリトンブルーメタリックとグラススパークルブラックの2色を設定。価格は204万1200円。

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