8日午前1時30分ごろ、秋田県秋田市内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱、道路沿いに仮設されていた竿燈まつり用の観覧席に突っ込む事故が起きた。運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に当て逃げなどの容疑で逮捕している。

秋田県警・秋田中央署によると、現場は秋田市旭北寺町付近で片側3車線の直線区間。道路左右には来月に開催される竿灯まつり用の観覧席が仮設されているが、路外に逸脱した乗用車はこの一部に衝突した。

観覧席の下部が約5mに渡って損壊。クルマも中破したが、運転していた男は車両を放置して逃走した。警察では当て逃げ事件として捜査を開始。後に同市内に在住する29歳の男を道路交通法違反(事故不申告)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「直前まで酒を飲んでいた」などと供述しており、警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、男が飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。