経済産業省と国土交通省は7月3日、エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づく告示の一部を改正、WLTCモードで燃費を算定した自動車について、走行環境別燃費のカタログ等への表示を義務付けると発表した。
近年、自動車の燃費性能が向上する中で、カタログ等に表示される燃費に比べ実燃費が最大4割下回るとの指摘がある。今回、走行環境の違いに応じた燃費の情報を提供することで、より自動車ユーザーの使用状況に合った燃費性能を比較できるようにするため、告示の一部改正を行った。
走行環境別の燃費表示は、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定した「市街地モード」、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定した「郊外モード」、高速道路等での走行を想定した「高速道路モード」の3種類を義務化。2017年夏以降、WLTCモード燃費が算定された自動車から順次切り替えていく。
走行環境別燃費、カタログへの表示を義務化
2017年07月04日(火) 15時19分
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