米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは6月26日、新型『カマロ ZL1』の「1LEパッケージ」がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいてタイムアタックを行い、7分16秒04を計測し、史上最速のカマロになった、と発表した。
新型カマロ ZL1は2016年3月、米国で開催されたニューヨークモーターショー2016で初公開。カマロ ZL1は、新型『カマロ』のサーキット走行にも対応した高性能グレード。
新型カマロ ZL1では、エンジンのさらなるパワーアップを実施。「LT4」型6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャーは、最大出力が650hp、最大トルクが89.9kgmまで引き上げられた。トランスミッションは6速MTが標準。オプションで、新開発の10速ATも選択できる。
外観は、専用のボンネットやバンパーが、アグレッシブな雰囲気を演出。ブレーキはブレンボ製。タイヤはグッドイヤーの「イーグルF1スーパーカー」で、サイズはフロント285/30ZR20、リアが305/30ZR20。サスペンションは、専用チューンのマグネティックライド。車両重量は先代比で、約90kg軽量化している。
今回シボレーは、新型カマロ ZL1の1LEパッケージでニュルアタックを敢行。1LEパッケージは、さらなるサーキット向けアイテムをセットしたもの。「マルチマチックDSSV」を含めた調整式サスペンションをはじめ、カーボンファイバー製リアウィングなどが装備された。
その結果、7分16秒04を計測。このタイムは、レクサス『LFA』の「ニュルブルクリンクパッケージ」が2011年に計測した7分14秒64に、およそ1秒差まで迫るもの。カマロのAl Oppenheiserチーフエンジニアは、「カマロは価格や駆動方式にかかわらず、世界中のスーパーカーに挑戦している」とコメントしている。
650馬力のシボレー カマロ、渾身のニュルアタック…レクサス LFA に肉薄
2017年07月02日(日) 12時30分
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