ジャガー初の電気自動車『I-PACE』の姿が見えてきた。今回、市販型プロトタイプが公道テストをおこなう様子を、初めてカメラが捉えた。
これまで捉えることができたのは、兄貴分であるSUV『F-PACE』のボディを使った偽装車だったが、市販型に近い状態で目撃されたのは今回が初。
2016年に公開されたコンセプトモデルからは、大口エアダクト、薄く横長のヘッドライト、サイドに回り込むテールライト、角度を持ったクーペスタイルのリアウィンドウなど、デザインの多くの要素を継承していることがわかる。
パワーユニットは、90kWhの大バッテリーを搭載、フル充電で500kmの後続距離を可能にし、90分で80%の充電を完了するという。最高出力は400ps、最大トルクは700Nmを発揮。0-100km/h加速は4秒と、ジャガーブランドの名に恥じないスペックを実現する。
I-PACEは5人乗りのコンパクトSUV。最新のマルチスクリーンシステムやコネクト機能などを装備し、そのパワートレインだけでなくジャガーの先進性をアピールするフラッグシップとなることが期待される。
2018年からオーストリアのマグナ・シュタイア工場で生産を開始、価格は7万ドル(約840万円)程度と予想されている。
航続距離500km、ジャガー初のEV「I-PACE」市販型をスクープ
2017年06月29日(木) 08時00分
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