『カーズ/クロスロード』新車発表会見《撮影 高木啓》

ディズニー /ピクサー映画「カーズ」シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』が全米で封切られた。7月15日の日本公開に向けて、『カーズ』シリーズとして、6年ぶりとなる新型車の登場を記念して、6月27日に東京都内で「新車発表会見」が実施された。

会見にまず登壇したのは、『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』などに携わってきた女性プロデューサーのアンドレア・ウォーレンと、ジョン・ラセターを継いで「カーズ」のメガホンをとった(?)ブライアン・フィー監督。

『カーズ/クロスロード』で主人公ライトニング・マックィーンは、ジャクソン・ストームはじめ次世代レーサーたちとの激しいレースで大クラッシュしてしまう。マックィーンはクルーズ・ラミレスをトレーナーにして、再起をかけ新シーズンに臨むが練習タイムは縮まらない……。

“大人が泣ける映画”と話題になっていることについてフィー監督は「誰に向けて、と考えて映画を作っていない。自分たちで作りたいものを作っているが、ピクサーのスタッフはみんな大きな子供だから」と語る。ウォーレン・プロデューサーが続けて「自分たちが感動できる作品を作っている。物差しは自分。ゴールは必ずしも涙ではないけれど、何かしら感じて欲しい」と説明する。

そしてフィー監督とウォーレン・プロデューサーの2人がベールをとって発表した“新型車”は、クルーズ役声優の松岡茉優とストーム役声優の藤森慎吾。

松岡は録音の時、ストームの声を聴きながら録音したが、ストーム役の声優が誰かは知らなかったそうだ。背の高い若いイケメン俳優を想像していたところ、後で藤森だと知って驚いたという。「かっこいい、クールでキザな芝居ができるなんて意外でした」とアフレコの感想を述べる。

藤森は松岡のクルーズについて「試写で見て、クルーズにけっこうのめり込んだ」と評価する。自分の演じたストームについては「デビュー当時のオリエンタルラジオに似てますね。でも今回の演技ではチャライ要素はありません」。

そして松岡は「自分が先輩になって、後輩ができたときに、もういちど見直してみたい」と作品についての感想を述べた。

前列向かって左:ウォーレン・プロデューサー、同列向かって右:フィー監督《撮影 高木啓》 ストーム役声優の藤森慎吾《撮影 高木啓》 クルーズ役声優の松岡茉優《撮影 高木啓》 『カーズ/クロスロード』新車発表会見《撮影 高木啓》 『カーズ/クロスロード』新車発表会見《撮影 高木啓》