天然ガス自動車の燃料装置に関する道路運送車両法の保安基準を改正(参考画像)《出典 国土交通省》

国土交通省は、天然ガス自動車の燃料装置に関する道路運送車両法の保安基準を改正する。

国際連合の「車両等の型式認定相互承認協定」に基づく規則のうち、新たに「圧縮天然ガス燃料自動車及び液化天然ガス燃料自動車に係る協定規則」を採用する。

対象は圧縮天然ガス車と液化天然ガス車。

今回、圧縮天然ガス車に備えるガス容器に関する基準についてガス容器の取り付け方法以外に関する基準も、協定規則に定めてある技術的要件への適合を義務付ける。

液化天然ガス車に備えるガス容器について基準を新設する。これらガス容器は、乗用車の場合、走行方向に10G、走行方向と直交する水平方向に8Gなど、燃料満載時、設定された加速度に耐えられるように取り付けるとともに、協定規則に定められた技術的要件に適合しなければならないこととする。

適用時期は新型車が2020年3月1日、継続生産車が2021年3月1日。

天然ガス自動車の例(佐川急便)《撮影 高木啓》