フィンランドの新興企業、MaaS Global社は6月20日、トヨタファイナンシャルサービスら2社から、戦略的な出資を受けると発表した。
MaaS Global社は2015年4月、フィンランドのヘルシンキに設立されたスタートアップ企業。2016年10月から、ヘルシンキで試験的にマルチモーダルサービス提供している。将来は、世界の主要都市への拡大展開を計画する。
マルチモーダルサービスとは、新しいスマホアプリを通じて、タクシーやレンタカーなどの車両や電車およびバスなど公共交通機関、その他の移動手段を組み合わせ、予約や決済機能を含めて効率的な移動を提供するサービスを指す。
トヨタファイナンシャルサービスの同社への出資の狙いは、次世代モビリティ事業への取り組みを加速させること。コネクテッドカーや自動運転技術、電動化、カーシェアリングの導入などによる消費行動の変化に対応し、より付加価値の高いサービス提供を目指す。
MaaS Global社のSampo Hietanen CEOは、「世界で最も有名なブランドの1つと協力することは、非常にうれしいニュース。トヨタのグローバルネットワーク、高品質な研究開発と顧客志向の文化は、MaaS Global社が成長するにつれて、強みを発揮するだろう」と述べている。
トヨタ、フィンランド新興企業に出資…次世代モビリティへの取り組み加速
2017年06月21日(水) 15時51分
関連ニュース
- トヨタ自動車、2025年から紙の新車カタログを廃止へ[新聞ウォッチ] (02月01日 08時53分)
- トヨタ自動車、1月8日週は工場を稼働…能登半島地震 (01月07日 17時30分)
- トヨタ自動車、長引く生産停止---新たに宮城・岩手など8工場13ラインに拡大[新聞ウォッチ] (10月19日 08時45分)
- トヨタ自動車が国内7工場で稼働停止、仕入れ先の中央発条で爆発事故[新聞ウォッチ] (10月18日 08時45分)