二輪車始動用リチウムイオンバッテリーHY85S(右上)とホンダ CRF450R

エリーパワーは、ホンダが6月9日に発表したモトクロス競技専用車『CRF450R/RX』2018年モデルに、同社が製造する二輪車始動用リチウムイオンバッテリー「HY85S」が標準搭載されたと発表した。

CRF450R/RX 2018年モデルは、セルモーターとHY85Sバッテリーを標準装備。始動時の扱いやすさを向上させている。エリーパワーは2015年よりホンダ・レーシング(HRC)とテクニカルスポンサー契約を締結し、ワークスマシンにバッテリーを供給してきた。HY85Sは、HRCが総合優勝を飾った2016年全日本モトクロス選手権IA-1クラスおよびモトクロス世界選手権MXGPクラス、AMAモトクロス選手権450MXクラスのワークスマシンに搭載。過酷な環境下で行われるモトクロスレースでの実戦を繰り返してきた。

なお、HY85Sはエリーパワーの開発する二輪車始動用リチウムイオンバッテリー「HYバッテリー」シリーズの第2弾。第1弾としてホンダの市販スーパースポーツバイク『CBR1000RR SP』『CBR1000RR SP2』に採用された「HY93」と特性は同じながら、より小型かつ軽量のタイプとなっている。