西武鉄道は京急電鉄の「みさきまぐろきっぷ」を西武線各駅で発売する。写真は京急の三崎口行き快特。《撮影 草町義和》

西武鉄道は6月17日から、京浜急行電鉄(京急電鉄)の割引切符「みさきまぐろきっぷ」を発売する。

「みさきまぐろきっぷ」は、京急線の各駅から三浦半島(神奈川県)の三崎口駅までの往復乗車券と、三浦・三崎地区の京急バスフリー乗車券、提携店舗で使えるマグロの食事券などがセットになった割引切符。2009年から発売されている。西武鉄道が今回発売するのは、西武線各駅から池袋駅か高田馬場駅までの往復割引乗車券に、品川発着の「みさきまぐろきっぷ」引換券をセットにしたものだ。

池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線各駅では池袋経由、新宿線・拝島線・西武園線・国分寺線・多摩湖線各駅と遊園地西駅では高田馬場経由の発売になる。ただし新宿線所沢〜本川越間の各駅からは池袋経由と高田馬場経由のどちらかを選択できる。池袋・小竹向原・西武新宿・高田馬場各駅と多摩川線各駅では発売しない。引換券は品川駅で「みさきまぐろきっぷ」に引き換えることができる。

主な駅からの発売額は、所沢発着が3620円、飯能発着が3820円、本川越発着(高田馬場経由)が3860円、西武秩父発着が4320円。池袋・高田馬場〜品川間の交通費は別途負担する必要がある。西武秩父発着の場合、「みさきまぐろきっぷ」(品川発着)と所定の西武線往復運賃の合計(4000円)より300円安い。

西武鉄道は京急電鉄の「みさきまぐろきっぷ」を西武線各駅で発売する。写真は西武鉄道の黄色い電車(左)と、京急風に塗装した西武鉄道の電車。《撮影 小佐野カゲトシ》 京急電鉄の三崎口駅。三浦半島南部の観光拠点になっている。《撮影 草町義和》