ヒュンダイモービスの自動運転車専用のテストコース

韓国ヒュンダイ(現代)グループの自動車部品大手、ヒュンダイモービスは6月12日、韓国に自動運転車に特化したテストコースを開設した。

このテストコースは、西山走行試験場と呼ばれ、総投資額は3000億ウォン。およそ112万平方mの広大な敷地に、14個の走行試験場と、4つの試験棟を備える。

西山走行試験場の設立の目的は、自動運転車の中核技術を開発すること。テストコースには、仮想の都市、防音トンネル、林道、バス乗り場、ガードレールなどが設置されている。ドライバーが走行中に遭遇する実際の道路環境をそのまま再現して、自動運転車の中核技術を評価する。

また、高度道路交通システム(ITS)の環境を構築し、通信と連携したV2Xベースの自動運転システムの開発も行う予定。レーダー試験では、自動運転のコア技術であるカメラとレーダーなどのセンサー認識性能をテストする。

ヒュンダイモービスの研究開発担当、ヤンスンウク副社長は、「最先端の新技術は、乗客の安全を担保することができるとき意味を持つ。完璧な品質を確保するために、独自の走行試験場を通じた部品の常時検証が不可欠」と述べている。

ヒュンダイモービスの自動運転車専用のテストコース